メンタルクリニック5回目の診察 - 原因不明だけど高血圧なので減塩する日々

5回目の診察ともなると、色々慣れてきた感じがする。

今回は調子も良く、緊張もしなかった。

恒例の、また少しずつ薬の量を増やしていくやつ。

40mgを2粒で80mgになった。どこまで増えるのかな、と不安になる。

今回が80mgだから、次も増やすなら25mgを足して105mgとかになるのだろうか？

前回「120mgまで増やせる」と聞いたが、それはきっと40mgを3つ飲むのだろう。

前回の診察時にも聞かれたけど、なんと答えていいかわからなくて苦手だ。

困っていることはたくさんあるはずなのに、なんとなく頭に浮かんだ『あんまり困っていないこと』を聞いてしまう。

「ADHDについて家族に説明するのに良さそうな本はありますか？」と聞いたら「Amazonとかで色々見てみて」と言われた。聞いた意味がなく、正直がっかりした。

次回はもっとちゃんとした（？）困っていることをメモしていこうと思う。

でも前回もそうだったけど、困っていることを話しても何も解決しないし、話すのが虚しくなってきている。

診察の日は、目がすごくよく見えた。シャキ！っとした感じ。

診察室に入って話しているときに「診察室ってこうだったんだ」と感じた。今まで見ていた診察室は、ほんの一部だったように感じる。視界がクリアになって、視野が広がった感じ。

「目がよく見えるし、よくなっていると感じます」と伝えたら、毎回同席している看護師さんも「私もそう思います。座り方も背筋が伸びてシャンとしていますし。前はもっとこう（猫背の姿勢）でしたよ」と言われた。

これは本当にそうで、前はもっとくにゃっと猫背でよそ見をしながら座っていた自覚がある。今回は先生ともきちんと目を合わせられた気がする。

ただ、これはこの日がたまたま調子の良い日だっただけかもしれなくて、まだはっきりとは言えない。調子にムラのある日々なので…。

金銭面でも不安だし、「ADHDは治るものでは無いなら、一生薬を飲み続けなければならないのか？」と先生に尋ねた。

「薬がいらなくなって来なくなる人もいるから、あまりネガティブにならないで」と言われた。

意外な答えだったので、帰ってからネットで調べてみた。こちらのサイトに、多分その答えが具体的に書いてあった。

十分に自尊心を取り戻し「自分はこのお薬の助けを借りなくても大丈夫かな」、「失敗はあっても周囲と前向きに解決して行けそうだ」と思える時期が来たら、そこがお薬の最高の止め時と言えるでしょう。

わかりやすい。私の病院の先生がこれと同じ意見かはわからないけど、おそらくこういうことなんだろう。

"困っている"からメンタルクリニックでの治療が必要なわけで、困っていなければADHDでもそのまま生きていけばいい。ってことね。

世間から『ちょっと変わった人』扱いされても楽しそうに過ごしてる人はたくさんいるし、そういう人たちのことなのだろう。羨ましい。

「私の症状は他の人たちに比べて軽い方なのか？重い方なのか？」と聞いてみたい。

自分はどのくらい悪いのか、気になってしまう。

自分の苦しみのランクを知りたいのかもしれない。もっと苦しんでいる人はたくさんいると思うけど、一般的に自分の苦しみはどの程度の苦しみとされているのかを知りたい。

でもこれを聞くのも失礼な気もするし、どんな答えが返ってくるか怖いから聞けないと思う。

薬局の薬剤師さんが、前回から急に冷たくなったように感じる。3回目まではニコニコしながら色々聞かれたのに4回目から事務的になった。

毎週薬を強くしていくだけだし、ある程度私の情報も取り終わってもう話すことは無いからなんだろうけど。

あんまりこういうのを気にしても仕方ないのはわかってるけど、気にしてしまう。

仲良くもない人に対してあれこれ考えるのは本当によくないなぁ。こういうのは私のよくないところ。気になるなら薬局を変更してもいいんだし、深く考えないようにしたい。